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すまいの保険 / 火災保険

問58

火災保険の「構造級別」について教えてください。

答え
建物の構造によって、燃えやすさなどが異なり、火災保険の保険料も異なります。その危険(リスク)実態に応じた区分のことを「構造級別」といいます。

建物の構造とは、その建物が柱、壁、屋根などにどのような材料を使い、どのような工法によって建てられたかということです。建物の構造により保険料は異なるため、火災保険を正しく契約するには、建物の構造を正確に把握し、構造級別を判定することが必要です。

建物の構造級別は、木造・鉄骨造・コンクリート造などの「建物の種類」、および建築基準法等の法令上の「建物の性能」から判断します。「建物の性能」は、耐火建築物・準耐火建築物、省令準耐火建物(注)などに区分できます。

注 省令準耐火建物とは、耐火性能に優れたものとして、独立行政法人住宅金融支援機構の定める仕様に合致する建物、または同機構の承認を得た建物です。なお、同機構の「まちづくり省令準耐火建物」はこれに該当しません。

「建物の種類」は、納税や不動産取引の書類で確認することができます。また、「建物の性能」のうち、耐火建築物・準耐火建築物については、建築確認申請書類などにより、省令準耐火建物については、設計仕様書や施工者・メーカーによる証明書類などにより確認することができます。

〈構造級別 (イメージ) 〉

専用住宅
(住宅物件)
店舗など
(一般物件)
具体例(住宅物件の場合)

保険料安い


保険料高い

M構造 コンクリート造の共同住宅 など
T構造 1級 コンクリート造の戸建住宅(耐火建築物) など
2級 鉄骨造の戸建住宅(準耐火建築物)、省令準耐火建物に該当するツーバイフォー住宅 など
H構造 3級 木造の共同住宅や戸建住宅 など
木造建物であっても、建築基準法に定める耐火建築物等に該当すれば、M構造やT構造となります。

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